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円キャリー取引とは

FXを行う際に理解しておく必要のある言葉に、「円キャリー」取引と呼ばれる資産運用方法があります。
円キャリー取引とは、“Yen Carry Trade”と言い、キャリーとは、日歩・金利を稼ぐ意味です。
そこで、円キャリー取引は、円で日歩や金利を稼ぐ意味になります。
これまでの世界中の為替担当者は、短期金融市場から円を調達し、高利回りの外国為替に交換して運用することが多かったのですが、これを円キャリー取引と呼んでいます。
ただ、FXでは、円と他の通貨ペアの差金で決済する投資方法なので、実際は円キャリー取引ではないという専門家もいますが、FXでスワップポイントを得ることが重要なリターンの要素であることを考慮すれば、FXも円キャリー取引の範疇に加えてもよいのではないでしょうか。
円キャリー取引は、バブル崩壊後の各金融機関の不良債権処理によって注目されるようになりました。
不良債権処理には信用不安が付きまとい、これを回避するために、日銀は実質0金利と大幅な量的緩和政策をとりました(買いオペレーション等で現金を市中銀行に放出する政策)
これによってデフレ対策と資金の流動性確保に努めたのです。
経済において現金は人間の血液に例えられるので、お金が回らなければ、経済活動が壊死してしまいます。
このように日銀の政策に端を発した円キャリー取引は、世界中に大きく広がって行きました。
円キャリー取引は、超低金利の円の個人の資産運用にも取り上げられました。
個人の円キャリー取引は、金融自由化と共に、先ず身近で確実性のある米ドル等から始まりました。
その後、金利水準が高く、信用不安が低い、オーストラリアドルやニュージランドドルにそのすそ野を広げて行ったのです。
当初は、外建てMMF等の投資信託での運用が大多数でしたが、この投資もさらに利回りの高い商品に資金シフトが起こりました。
さらに近年では、政策金利の余地高い南アフリカ等の新興国の通貨をFX取引を通じて運用するようになってきたのです。

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