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香港ドルの特徴

香港は、100年にも及ぶイギリスの貸借期間が満了し、1997年に中華人民共和国の特別行政区として再出発した地域です。
当然ながら香港は中国の一部ですが、通貨は、依然として元ではなく香港ドルが使われています。
尚、香港ドルはカジノで有名なマカオでも使用されています。
香港ドルの最大の特徴は、「ドル・ベッグ制」と呼ばれる通貨制度をとっていることです。
この制度は、固定相場制の1つで、為替レートをある一定の水準に固定して通貨交換する制度です。
ドル・ベッグ制と言われるだけに、香港ドルは米ドルに連動して相場が動きます。
固定相場と言っても多少の幅は持たせていますが、その幅は小さいので、香港ドル/円は、米ドル/円の相場変動とほとんど同じ動きになります。
また、香港は中国の領土の一部なので、当然ながら中国との結びつきは強く、また、金融立国であるイギリスの借用地域であった関係から香港の金融市場も大きな金融市場として発展してきました。
このように、大きな金融市場をもち、通貨も米ドルと連動するので、投資家からは、安定した通貨として人気があります。
ただ、中国の一部であることに変わりはないので、元との連動性も注意すべきで、香港ドルでの投資には、中国経済の動向も注視すべきです。
中国は現在、その経済力より元の貨幣価値が低いと言われているので、元の切り上げ期待も高まっています。
また、香港ドルの特徴の大きなものに、香港には日本やアメリカ等にある通貨発行や金利決定等を行う中央銀行といった機関がないことが挙げられます。
香港ドルは、香港金融監督局の管理化の下、香港上海銀行、スタンダード・チャータード銀行、中国銀行の以上3行が発行しています。
これらの発行額は、香港ドルと同額の米ドルを預託することが必要です。
これは、米ドルとの関係で為替変動リスクを負う事になります。
そこで、香港ドルと米ドルの為替レートが大きく変動しないように、固定相場に準ずる相場制をとっているのです。

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