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為替相場と物価、国際収支の関係

物価変動や国際収支も為替相場に大きな影響を与える要素です。
インフレ率(物価上昇率)が高ければ高いほど、その国の通貨価値は減少します。
この通貨の下落は、自国経済に留まらず、当然ながら他の通貨に対する価値の下落になります。
例えば、ある国のインフレ率が常軌を逸して上昇し、100円100通貨単位だったものが、その翌年には100円200通貨単位になれば、この国の通貨の価値は、円がインフレでない場合は、円に対して2分の1になります。
また当然ながら他の国の通貨に対してもその価値を下げてしまいます。
この関係を一口に言えば、インフレ率が高い国の通貨は、インフレ率の低い通貨に比べ、通貨価値が下落する、○○安になることを示しています。
また、為替相場に大きな影響を与える要素に国際収支があります。
例えば、日本の大きな貿易相手国であるアメリカとの貿易収支(経常収支、この他資本のやり取りである資本収支がある)は、長い間日本の黒字が続いています。
これを通過レベルでみると、日本側は黒字なので、入ってくるドルが輸入によって支払うドルより多いので、日本の輸出業者は、ドルを売って円を買う傾向を強くします。
この結果、円売りドル買いへ為替相場が動き、円高・ドル安の為替レートになります。
世界の機関投資家や大きな資金力を持つファンド等は、これらの貿易統計や国際収支に大きな関心を寄せて、相場の成り行きを予想しています。
特に世界経済の中心であるアメリカの国際収支は最大の関心事で、対日本貿易収支が大幅な赤字と予測されれば、急激な円高になることもあります。
ただ、国際収支は、単にモノやサービスの輸出入額だけでは表せません。
恒常的に日本のアメリカに対する輸出額が多いここが続いているのに常に円高・ドル安に動かないのは、資本収支(その国へお金を投資する収支)が、日本からアメリカに対する額の方が高いからです。
このように、各国の通貨相場の変動は、様々な経済的要素や政治要素で左右されるので、将来の為替相場を正確に読むことは至難の業とも言えます。

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