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為替相場は通貨の需給で決定

今年の夏は、猛暑の影響で野菜価格が高騰していますが、気象条件に恵まれ需要を大きく上回る量が収穫できた時は、青果市場で付く価格が、その市場に出すための運賃にもならず、畑で廃棄するようなこともあります。
キャベツが需要を大きく上回り、畑で廃棄処分されるニュースを観た方もいると思います。
これと同じように、通貨も需要と供給との関係から為替レート(通貨の交換比率)が 決まっています。
円の需要がドルに対して高まれば、ドルの相対的な価値が下落し、円の価格が上昇します。
円高やドル安、またその逆といった為替相場の変動は、様々な要因が関与していますが、基本的には通貨間の需要とバランスの力で変動します。
この為替の需給に影響を与える要因に、1.金利があります。
金利は、各国中央銀行がその国の金融・経済状況を分析・判断して政策金利を決定します。
金利は、資金需要が高ければそれだけ資金を必要とする者が多いという事なので、上昇し、低金利状態は、現在の日本経済のようにデフレ傾向で、経済成長率が著しく低い状態で起こります。
このような状態では、資金の量的緩和政策を行っても、これを借りて新たな設備投資や新規開発に投資する(リスクをとって投資する)企業が、その投資に似合うだけの資金回収に不安を感じ、資金を借りる企業が少ないのです。
尚、金利は、その国の外貨準備高の多寡や金融資産等によっても大きく左右されることがあるので、FX投資家は、この点の各国の基礎財務データも把握しておくことも重要です。
また、為替需給に影響を与える要因に、2.国際収支の動向があります。
経常収支が黒字であれば、資金需要は多くなり、その反対に赤字に転じれば、資金重要は減少します。
実際の貿易取引額に加え、資本のやり取りがどれだけあったかも重要です。
現在の日本は火力発電に使用する液化天然ガス等の輸入や円安で輸入品価格が高騰し、貿易収支は赤字ですが、長期資本収支等の資本収支はこれを補って余りあり、最終的なお金ベースの収支は黒字になっています。
さらに、3.政治情況の問題も為替需給の大きな変動要因になります。
安定した政治状況では安定した経済発展が望まれ、それに伴う資金需要も増大します。
これとは逆に、政情不安になれば、資金需要は減少します。

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