FXイメージ

政治情勢の変化は、為替相場の変動要因

政治情勢の変化も、国際収支と並ぶ大きな為替変動要因です。
国内政治が安定していれば、対外的にも信用力を増し、海外からの投資額も増加します。
最近、アラブの春として、エジプトのムバラク政権が崩壊し、その後の大統領選挙でムスリム同胞団出身の大統領が選出されたものの、経済政策がうまくいかず失業者の数が増大し、結局、軍部が介入したクーデターとなり、大きな騒乱が続いています。
このように政治状況が不安定な場合は、海外資金の投資は望めず、収益の柱である観光産業も成り立たないので、エジプト経済はもはや危機的状況です。
海外からの投資資金が入らなければ、その国の市場は暴落して結果的に、投資資金の回収が不可能になる危険が高まります。
近年、世界経済は、インターネットといった超高度な情報ネットワークシステムに支えられ、急速にグローバル化が進みました。
それほど経済規模の大きくないギリシャの信用危機は、同じく財政赤字を抱えるスペインやイタリアへの不安を喚起し、その結果、ヨーロッパ統一通貨であるユーロの大幅な下落を招きました。
この点、ある国の新政権が世界経済のグローバルオーダーに反した経済政策を採ったり、人権軽視や環境問題を疎かにしていると、株式市場や為替市場が反応し、株式相場や為替相場の下落を招きかねません。
為替相場が安定しているか否かを判断する視点は、 1.投資しようとする国が民主的で手続きに透明性が確保されているか。
2.議会制民主主義が活発で言論統制がなく、議会において意見が二分され政府の方針決定が速やかに行えるか否か。
3.経済政策が明確で、外国人投資家にとっても解放され、カントリーリスクの少ない国であるか。
4.いわゆる経済のグローバルスタンダードを基調とする経済政策をとっている国であるか否か。
5.現在の世界の一大関心事である、環境問題や人権問題を積極的に取り組む国家であるか否か。
であると言えます。
このように、現在の経済・為替相場は、世界の政治情勢と密接に関係付けられているので、FX取引を始める前からこれらの政治動向に注視し分析する習慣をつけるべきです。

MENU

Copyright(C) 2010 外国為替.com All Rights Reserved.