FXイメージ

個人投資家の円キャリー取引は解消傾向だが

円キャリー取引とは、金利の低い円を金利の高い通貨に交換して、その金利差を得る投資方法です。
FX取引においても、円と金利差の有る通貨の買いポジションを維持して、その金利差の生じるスワップポイントと呼ばれる利益を獲得する円キャリー取引があります。
円キャリー取引は、以上のような金利差に対する利益の他に、運用する投資商品自体の運用益が金利差運用利益に上乗せされる可能性があるので、高い投資収益が期待できます。
ただ、高い収益を狙うためには、為替変動による高いリスクも想定する必要があります。
2008年の起こったサブプライム、リーマンショック以後は、各国の金利が下方修正され、また、世界の為替マーケットが安定している状態がまずまず継続しているので、円キャリー取引で十分な利益獲得が出来得るような状況ではなく、かつて隆盛を極めた円キャリー取引も、現在はかなりの縮小傾向にあります。
ただ、円キャリー取引は依然として検討すべき投資手法と言えます。
以前の円キャリー取引では、金融機関の投資部門や大規模なヘッジファンドが円キャリー取引の大部分を占めていましたが、最近では、FXの個人投資家も円キャリー取引を行う事も増えているのも事実です。
アメリカの現在の政策金利は、0.5%と非常に低い政策金利を継続しています。
また、量的緩和政策で、合衆国準備制度理事会(FRB)が再検討を購入して市場に出しているお金は、何と1月に85億ドルにも上ります。
FRBは、この量的緩和を年内にも抑制する政策を採る可能性も強く、また、アメリカの景気回復に随伴して、長期金利の上昇も起こっています。
アベノミックスは株価上昇にはいくらか貢献したと言えますが、日本の経済回復は、消費増税を観てみなければ今後どう推移するか分かりません。
そこで、近い将来、再度円キャリー取引が再燃する可能性も十分考えられます。

MENU

Copyright(C) 2010 外国為替.com All Rights Reserved.